bitescan(バイトスキャン)は食事の際に耳にかけて、噛む回数やテンポ、姿勢などを測定する咀嚼計です。アプリでは、楽しく使っているうちによく噛んで食べる習慣を身につけられることを目指してデザインしました。bitescanアプリにおけるユーザー体験のポイントは「毎日使いたくなること」です。しかし、アプリでその日の咀嚼データを表示するだけではだんだんと飽きてしまいます。そのためリサーチを通して、どんな人が何を感じながらアプリを使い、どんなときに明日も使いたいと思うのかを探し続けました。その結果創出したデザインのなかでも、簡単に自分の行動の変化を見返せるグラフが目玉です。お客様が自分の頑張りを実感できるようにするために、毎日の積み重ねや変化のデータをわかりやすいデザインで伝えています。他にも、継続を褒めてくれるバッジや振り返りやすいカレンダーなど、モチベーション維持につながるデザインを取り入れました。
人の暮らしを観察することが好きです。雨の後に駐輪場の管理人さんがみんなのサドルを拭いていたり、子供がスーパーで値引き惣菜を見つけて自慢気にお母さんに渡していたり、シャイなインド料理屋の店員さんが笑顔でナンのおかわりを持ってきてくれたり。街の一人ひとりが等身大に生きている姿を見ると元気が出ます。
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※所属や内容は記事作成当時のものです
UX Design
望月 愛海
Manami Mochizuki