8Kで文化財 みほとけ調査

UXNaoki Tani
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展示室ではできない体験

もしも、鎌倉時代を代表する仏像の細部を、光を照らしてじっくりと調査できたら。「みほとけ調査」は、懐中電灯型のデバイスを使って仏像を鑑賞できる8Kコンテンツです。学芸員が調査するように仏像に光を当てて見どころを探るという、照明が固定された通常の展示室ではできない体験を実現しました。光を当てると、例えば「木製の身体と金属製の髪飾り」といった質感や素材のディテールを見ることができます。私はUXデザインリードとして、体験のアイデアからUIデザインまで、学芸員の方々と二人三脚で開発に携わりました。強く記憶に残っているのは、アイデア発想のために行ったワークショップやリサーチです。博物館で働く人の習慣や発想が刺激になりました。学芸員の方々に仏像の解説を伺うのも面白く、プロジェクト後半では仏像の知識がたっぷり蓄えられていました。2022年には、東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」にて展示を行い、多くの人に体験を楽しんでいただけました。

 

世界で一番好きな場所はベッドの上で、休日はほぼ一日中寝ています。よりよいデザインをするための英気を養う時間…と自分に言い聞かせています。

 

関連情報
・東京国立博物館創立150年記念  特別企画「未来の博物館」

※所属や内容は記事作成当時のものです

UX

谷 尚樹

Naoki Tani

谷 尚樹
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