キャリア採用後しばらくして配属されたキッチンチームでは、冷蔵庫の庫内デザイン開発の真っ最中でした。新戦力としてチームに加わり、試行錯誤しながら庫内のアイデアを出し続ける日々に考案したのが、食品を包み込むように照らすことで隅々まで明るく見渡せ、情緒的にも魅力のある光「AIoTライティング」です。AIoTライティングは棚の奥も見やすくなるため、食品の見落としを減らしてフードロスの削減にもつながります。冷蔵庫のデザインは、機能性・コスト・省エネ性など制約も多いですが、どのような時も使う人の視点に立つことを大切に心がけています。夜間に光が眩しすぎないよう優しく食品を照らす「おやすみモード」も、「夜中に冷蔵庫を開けると眩しいよね」という体験談をもとに実装しました。冷蔵庫は私たちの生活の中でカラダや暮らしにとても身近な存在です。食品に対する配慮はもちろんのこと、人への温かい心遣いを大切にデザインしています。
ブレイキン(ダンス)が趣味です。オリジナリティが強く試される文化で、ヒトと切磋琢磨しながら競い合う文化を楽しんでいます。私自身、身体能力は高くないのですが、その制約の中で何か生み出せないか粘り強くトライすることが、今の仕事の大きな支えになっています。
関連情報
・製品詳細情報
・Recruit Cafe記事「響き合うのもデザイン」AXIS vol.207
※AIoTとは:AI(Artificial Intelligence:人工知能)とIoT(Internet of Things:モノとインターネットの接続)を組み合わせたシャープの造語です。単にモノがインターネットに接続してデータをやり取りするだけでなく、人工知能によって学習し、成長するシステムを目指しています。
※所属や内容は記事作成当時のものです
Product Design
西澤 研人
Kento Nishizawa