「小学校低学年から高学年になるまでご愛用いただける、あんしんあんぜんなものにしたい」という思いをカタチにしました。このデザイン開発で特徴的だったのは、キッズならではの遊び心が私の中で徐々に培われたことです。キッズケータイの開発中、私は小学生向けの雑誌や番組をみたり、今子供達に流行っているゲームやおもちゃで親戚の子供と遊んだりしました。大人が思う「子供ってこれが好きでしょ?」というかたちではなく、今の子供たちが何に興味を持って、何に惹かれるかを子供の目線になって理解したかったからです。そうして、「お母さんがもっているスマホがいい」という子供たちの憧れと、「壊れにくく、犯罪・災害といった万が一の事態でも役に立ってほしい」という親の気持ちを叶えるキッズケータイのデザインを目指しました。他にも、パッケージデザインでは子供がわくわくするしかけを施しています。随所に隠れた要素やリレーションを見つけて楽しんでいただけたら嬉しいです。
学生時代から友人と、街中やスタジオを借りて人物撮影をするのが趣味です。テーマに合う服や小道具をそろえて、私が被写体になる時はいつもの自分とは違う自分になれる瞬間が(照れくさいですが)とても刺激的ですし、表現の幅を広げる体験になっているのかなと思います。
関連情報
※所属や内容は記事作成当時のものです
Product Design
龍華 紫穂
Shiho Ryuke