歴史的価値のある名茶碗を忠実に再現したレプリカ茶碗をコントローラーにした8Kバーチャル鑑賞システムのデザイン開発をしました。実物の名茶碗の底面を覗いたり、手に器表面の繊細な凹凸や重みを感じているかのような体験ができます。目指したのは触覚と視覚に特化した“どこまでもリアルな体験”。特にこだわったのは、レプリカ茶碗のリアルさです。学芸員の方にご協力いただき、茶碗が造られた時代の製造工程や素材を理解したうえで製作に挑みました。これまでのデザイン業務の経験を活かし、材料~表面処理、形状や重心、手触りまで細かくリアルさを追求しています。この究極のレプリカ茶碗を初めて手にした時は、ずっしりとした重みや手へのフィット感に、つい「おおぉー」と唸りました。さらに圧倒的なリアリティ映像を実現した8K鑑賞システムで体験した時の感動は忘れられません。2020年7月29日~8月2日の期間、東京国立博物館で実証実験展を行います!ぜひ、この驚きを体験してみてください。
サーフィンが趣味で、季節を問わず週末には千葉外房の海に入っています。日の出を見ながら波を待ち、いい波に乗れたらとても爽快な気分になれます。頭の中がスッキリ!気持ちよく次の一週間を迎えられます。
関連情報
※所属や内容は記事作成当時のものです
Product Design
小西 祐介
Yusuke Konishi