「こだわりの調理道具たちと共に置かれるオーブンレンジを、もっとやさしく空間に馴染むものにしたい。」そんな思いが、このプロダクトのデザインの出発点です。いろいろな物を置くキッチン空間だからこそ、落ち着いた品のあるデザインが、空間にもキッチンで過ごす人にもやさしいと考えました。そのため、大切な機能をツインダイヤルにまとめ、メニューは庫内に大きく印刷しています。ドアを開けた時にメニューが見えるのは、これまでにない新しい試みです。また、ツインダイヤルは、扱う時の動きが自然と丁寧になるので、使う人の所作も美しいと僕は思います。本体のデザインも、ハンドルの心地よい使用感はもちろん、色味や素材の質感調整にもこだわりました。このオーブンレンジには、手ざわりの異なる表面仕上げが複数あります。みなさんもぜひ触って、違いを感じてみてください。
毎日の業務の中で、僕が大切にしているのはコーヒーブレイクです。
豆を入れ、お湯を注ぎ、香りを楽しみながらチームメンバーと飲む。そんな五感で味わうコーヒーの時間は、リフレッシュでもあり、時にはアイディア発想のきっかけにも繋がります。調理機器をデザインする上で、僕が大切にしている時間です。
関連情報
※所属や内容は記事作成当時のものです
Product Design
小山 拓哉
Takuya Koyama