日々の暮らしに馴染み、気持ちに寄り添う
私たちはいつも、笑顔ある毎日に心を寄せてデザインを創っています
そんな “シャープデザインのある暮らし” を感じていくシリーズです
・・・・・・・・・・・・
こんにちは!
リクルートサポーターの桑原です。
本日、AXIS最新号vol.219が発売されました。
9月1日といえば始業式の日。長い長い夏休みが終わってしまったヤルセナサと、新たにスタートラインに立つ落ち着かないソワソワ感。今でも9/1の文字を見ると、あの沸き立つ感覚が甦ってくるようです。
紙袋には、自分史上最高傑作の自由課題の工作が入っています。折れないように母が丁寧に丸めて新聞紙でくるんでくれたポスターも一緒です。ランドセルにはドリルとプリント、手縫いの雑巾、汗だくで洗ってもキレイにならなかった上履きも。
妹とふたり、大きな荷物を両手に抱えて、騒ぎだしたセミの声を頭上から浴びながら、緑濃い坂道を学校に急いだものです。
久しぶりに会うあの子と私、どっちが日焼けしてるかな。真っ黒に焼けてむけてきた日焼けの跡が誇らしい気持ち!
暑い暑いと騒ぎながら作るかき氷も、夏のお楽しみでした。冷蔵庫の製氷皿の氷はかき氷機の中で滑って、大きな音を立てます。小さな手で力いっぱい押さえつけながら、二人がかりでペダルを回し、急いで口に運ぶとヒヤッと舌を伝う冷たい感覚。数分後には頭がキーンと痛くなって騒ぐものもお決まりの光景ですよね。あ。わたしの名を呼ぶ友達の声が聞こえてきましたよ。
今も昔も子どもにとって、夏は特別なシーズン。満喫してほしい。子ども時代から遠く離れた今、振り返って思います。
あの時の心が動いた情景は、大人になっても時折り訪れて、わたしの背中を押してくれるから。
・・・ヒトコマ・・・
今回の撮影現場で。
冷蔵庫の扉がスィーッと閉じるさまも撮りたい、と試行錯誤の一枚です。
何度も開けては閉め開けては閉め。スタッフからは思わずこぼれる笑い声!
食べ物を冷やして保存する、という本来の機能に加え、家族を繋ぐ伝言板でありカレンダーでも写真立てでもあるマルチタスクな冷蔵庫。考えてみたらかなり昔からコミュニケーションツールだったんですね!
まるで無口で有能なコンシェルジュのよう・・・!?
・・・今回のシャープデザイン・・・
「冷蔵庫」
AXIS 2022年10月号 (うみと。) vol.219
デザイン誌AXIS webサイトはこちら。