こんにちは。リクルートサポーターの桑原です。
本日、AXIS最新号vol.213が発売されました!
まだまだ暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
弊社デザイン広告の、シリーズテーマはこちら。
誰かの心を動かし、笑顔が広がる体験をデザインすることで、みなさんの心をほんの少しあたたかくする。これを実現するために、シャープのデザイナー達は日々何を考え、どんなことを感じているのでしょうか。
キャリア入社歴を持ち経験豊富なシャープのデザイナー自身の体験を通して、そのこころを垣間見ていくシリーズ広告です。
さて、第11回目に登場したのはこの人です!
「ワクワクを見つけるのもデザイン」
細見 有亮 30代 プロダクトデザイナー
キャリア入社歴5年 スノーボード歴18年
わー!かっこいい!
雪しぶき、すごいですね~。
「雪の季節は、できるだけリアルに雪に接しています」
今みたいな(まだ暑いですね)雪がない時は、どうしているんですか?
「オフシーズンは、ジャンプの施設で練習してます」
おおーっ。すっごい飛んでますね!
体力づくりとかもします?
「そうですね。体力づくりはもちろんしますけど、ボードづくりも大事なんですよ」
ボードをつくる?
ボードにワックスを塗り重ねるらしいのですが、その工程の多さにびっくり。
まずワックスをアイロンで溶かしてボードに塗る
↓
乾かす
↓
ブラシで掻き出す
↓
拭き取る
ワックスの種類を変えながら、この工程を3~4セット繰り返す。
この工程に4~5日かかることもあるって・・・ボードの準備、めちゃ大変じゃないですか!
「ですね。(笑)」
「でも、次はどんなジャンプをしようかとイメージして手を動かしているとワクワクしてきます!」
「最高のジャンプをしている姿を想像しながら、スピードコントロールも大事だな、とか、雪質に合わせてワックス変えようなど、あれこれ考えているとあっという間に時間が過ぎます。」
笑顔で話す細見さん、
ほんと、楽しんでますね。
「ですね。(笑)」
細見さんは現在、軽さが特徴のスティッククリーナーのプロダクトデザインを担当しています。お客様が使う時に、負担なく楽に使えて掃除が楽しく感じられるよう工夫しているとのこと。
「クリーナーを振り回した時に、腕のどこに負荷がかかるかなど繰り返し検証し、重心の位置やグリップ感を調整します。チームメンバーと協力して、組み合わせを変えながら手作りモックでテストしたり。」
なるほどー。
商品がお客様の手に渡るまでに、デザインが解決できることって、見えないところにもたくさんありますもんね。
「課題を掘り起こして、解決の方向を定め、アイデアを展開する。
頭と手をフル回転させていると、こんなんあるかも、あんなんできるかもー、って時間を忘れます。」
それってワックスかけてる時の感覚に近いんじゃないです?
「たしかに!(笑)どちらもワクワクしてますね」
準備したり、試行錯誤したり、情報交換したり。
最終形までのステップには、いっぱいのワクワクが潜んでいます。
AXIS 2021年10月号 (SINCE1981 デザインの求心力と遠心力) vol.213
デザイン誌AXIS webサイトはこちら。
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<撮影裏話>
今回の撮影は大阪のスタジオで行いました。
細見さんの私物をお借りして、ガレージ風にセッティング。
片手にワックス、もう一方にブラシを握った細見さん。
「ワックスがけのコツって何ですか?実際にやってみましょ!」
一眼レフを構えたカメラマンさんの声掛けに照れながらも、だんだん「その時」を思い出して笑顔がこぼれだします。
ほら、あの時ですよ。
冷たい空気が汗ばんだ頬をかすめ、
全力で踏みしめるボードにかかっていた圧力が一気に消える。
宙に飛びだした、あの瞬間!
「カシャ!」
すてきな笑顔をもらいました。